エビデンスは自分!

現代は、なにかを証明するために「エビデンス(証拠・根拠)」が重視される時代。医学も心理学も、そして健康に関する情報も、私たちは「どこに根拠があるのか?」を問うようになりました。

たしかに、科学的な再現性や研究結果は、私たちに一定の安心や指針を与えてくれます。しかし、果たしてそれが「すべて」でしょうか?

解明されているのは、たった1割

たとえば脳科学では、私たちの脳のうち、まだわかっているのはほんの一部だといわれています。顕在意識と潜在意識の比率も、「顕在意識は1割、潜在意識は9割」だとも言われており、本当に私たちは自分のことすら全てを理解しているとは言えないのです。

さらに、DAN(デフォルト・モード・ネットワーク)と呼ばれる脳の“ぼーっとしているとき”の活動領域や、宇宙、量子の世界になると、もはや私たちは「何もわかっていない」と言っても過言ではないレベルかもしれません。

そんななかで「再現性のあるエビデンス」が、どれだけ普遍的に通用するのでしょうか?

研究もまた、ひとつの「視点」

研究というのは、人が人を対象に行っているもの。つまり、研究者の意図や、研究対象の状態、社会背景などによって、結果は変わってきます。

例えば、ある研究では「瞑想はストレスに効く」とされ、別の研究では「効果は限定的」とされる。どちらも“エビデンス”とされますが、条件が違えば結果も違うのです。

つまり、唯一無二の正解ではないということ。

だからこそ、「自分の感覚」を大切に

私がカウンセラー、セラピスト、占い師、そして健康マスターとして大切にしていることは、「その人の感覚」です。

・やってみて心地よかった
・なぜかわからないけど元気になれた
・腑に落ちた、納得できた

それこそが、その人にとっての“エビデンス”です。

もちろん、客観的なデータや科学的な裏付けも大切です。でも、それはあくまで外側の地図にすぎません。
実際にその道を歩いていくのは、自分自身。
だからこそ、「自分のエビデンス」に耳を傾けてほしいと思うのです。

豊かに生きるために

これからの時代は、「正しさ」よりも「納得感」が大事になってくるでしょう。

情報があふれる中で、自分の中のセンサーを育てていくこと。
それは、スピリチュアルでも現実的でも、誰にとっても共通のテーマです。

自分の感じたこと、選んだこと、信じたいことに、どうか自信を持ってください。
誰かの「正解」に合わせるのではなく、あなたの「感覚」に従って人生を創っていく。

そのプロセスを全力で応援したいと思っています。

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